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HONDA ステップワゴン イメージチェンジ

HONDAステップワゴンをアメリカンなクルマに仕上げました。板金加工をすると費用がかかるので今回はすべて塗装で表現しました。

お客さんからのご相談

大久保自動車にお客さんからのご相談があり今回のカスタムが始まりました。
最初は、
「艶消し系の色で全塗装をしたい」
コレが始まりです。
来店してもらって、くわしく打ち合わせをしたらアメ車の古いバンの写真を持ってきてくれました。その時にどのように塗装をしたいのか方向性を理解出来ました。

お客さんはアメ車のバンのようなイメージをステップワゴンで作りたいということでした。

最初、ガラスを塗らないでツートンカラーの塗り分けをお客さんから提案され他のですが、その時にガラスも塗って窓を小さく見せる事でアメ車の雰囲気に近づけることができる事を提案させていただきました。持ってきてくれた写真に近づける為の提案です。
お客さんは「なるほど、そう言われれば…そうですね。」と楽しみ半分期待半分でガラスも塗装する方法での発注になりました。

ガラスを塗装してしまうのは特別なことではないのです。
ガラスが大きいと近代的なデザインに見えてしまう。写真の古いアメ車バンの雰囲気を出すためにはガラスのラインを無視してまるで小さいガラスのように見せる色分けがポイントになる。
「アメ車のバンをステップワゴンで再現したい。」
コレを実現するための提案です。
窓を小さくするための提案としてドアを埋める方法もありますが、カスタム屋さんでごり押ししてくるお店には思われたくはありません。提案はするけど、選ぶのはお客さんです。やりすぎを嫌うお客さんもいらっしゃいます。押しつけにならないように提案させていただきました。

ガラスコーティングはがし

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最初にガラスを塗装するための準備としてガラスのコーティング剤をはがします。コレがあると塗装が乗りません。強力についてるのではがすというより削り取るといった感じになります。

マスキング

マスキングを行います。オオクボ自動車のもっているアメ車のイメージを最大限生かしてステップワゴンをアメ車に仕上げます。
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まずはボディラインの仕切りを変更します。それと一緒に窓も小型に見えるように窓枠の再設定を行います。

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次にリヤの塗装。ブレーキランプもアメ車の雰囲気に合わせて違和感の無いように丸型に変更します。ここもブレーキランプを改造することなく塗装で仕上げます。

塗装完成

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塗りわけ自体は普通の塗りわけ塗装と同じです。ベージュとグリーンで塗り分けました。緑とベージュの境目に細い緑を入れてアクセントにしました。

実はこの色もお客さんと一緒に調色したお客さんオリジナルの色になっています。
調色を行うときにお客さんに来店してもらいお客さんの言葉を具体的な色で再現しました。
ベースの色を作って、それを見てもらいながら、もうチョット暗く、もうチョット明るくなど、お客さんが気に入るまで色の微調整をさせてもらいました。ベージュも、グリーンもお客さんの納得行く色になっています。
調色に立ち会って色を決める時にお客さんが立ち会えるとは思ってもいなかったみたいで大変喜ばれていました。
(奥さんも一緒に来て頂き一緒に夫婦で相談しながら色を選んで頂きました。)
オーダーメードカーテンの色を選ぶように、ご夫婦一緒に相談しながら
「ベージュを作る時はもうチョットやつれた感じ、もうチョットかわいい感じ・・・」
と色々夫婦で相談しながら色を決められました。

オオクボ自動車としては
「せっかくお金を出すのですから、色も気に入った色を塗った方がいいよ」
とアドバイスさせていただき、調色時の立会いをお願いしました。

そこから、調色に立ち会って頂くことになったのです。

どの色の組み合わせを使うのか?どんな色を使ったらいいのか、色を選んで組み合わせをしている時がこの車作りで一番お客さん夫婦が喜んだ瞬間だったとおもいます。

最後に

今回の塗りわけは工期10日間です。ベージュの色のライン太さやブレーキランプの丸枠とか窓の作り方とかは完全にオオクボ自動車オリジナルでしあげています。

ベース車が近未来的なステップワゴンだと窓の大きさ、テールランプのデザインなどそのままボディを塗り替えただけだとアメ車バンの雰囲気にはなりません。
板金改造をしていないので、費用は全塗装ツートンカラーの費用でできます。大きな出費を抑えながらもお客さんのイメージ以上にかっこよく仕上げたい。オオクボ自動車の思いを最大限表すことが出来た塗りわけ改造でした。