2017/01/27
左リア側のサイドスポイラーに引っかき傷をつけてしまったBRZが入庫しました。
傷の確認
まず、キズを確認してみます。左のスポイラーに一直線に傷が入っています。運転中に引っ掛けてしまった・・・とオーナー様がおっしゃっていました。
修理
本来であれば、スポイラーをはずして作業をしたほうが、楽に修理を進めることができます。ほとんどの板金屋さんははずしての修理をお客様にお勧めするはずです。(着脱の工賃や作業効率から板金屋にメリットがあります。)
しかし今回はあえてそれを行いませんでした。それにはしっかりした理由があります。このスポイラーですが、ボディに両面テープで取り付けてあるところがありました。スポイラーを取り外す時に当然ビリビリと両面テープをはがすことになります。このときにスポイラーはどうなるでしょうか?捻る動作によってキズも何も無い塗装面にヒビが入ることが推測されます。
そうすると塗装しなくても良い場所も修正することになりコストも上がってしまいます。このように、不用意なコストアップが考えられたので大久保自動車では取り付けたままの修理をオーナー様に提案しました。
塗装にヒビが入ってもかまわずはずしてスポイラー一本を丸々塗装すれば済む話なのですが、オーナー様から費用についても安くとご相談いただいていたので、弊社としてはその声に出来る限りこたえる形でのご提案です。
それでは修理です。
キズをしっかりとヤスリがけで取り除きます。その後にパテ付け→ヤスリがけでスポイラーを元のラインに戻します。
塗装
キズの修理が完了したところでサーフェーサーを塗装します。
サーフェーサーが塗り終わったところでボディカラーでの塗装になります。塗装面積は少ないのですが、塗装ミストの飛散を防ぐためにボディ全体をマスキングしています。ボディカラー塗装後にクリアーを塗装し、コンパウンドで磨いて完成です。