2017/01/06
ガス屋さんのホンダ アクティの修理その2です。この車は左のスライドドアをぶつけてしまい閉まらなくなってしまっています。
ドアの状況確認。
ドアの修理の前に、状況を確認します。左のスライドドアをぶつけててドアもフェンダーパネルもヘコんでしまっています。歪んでしまって左スライドドアは閉まりません。
この写真を見てもわかりますが、リヤフェンダーが歪んでいるのがわかります。ドアがしっかりしまっていないのです。
バックドアもひっかけた後「くの字」で曲がってしまっています。
この写真を見るとバックドアの内側も歪んでしまっているのがわかりますね。
フェンダー側も歪んでしまって塗装面がひび割れしてしています。
左スライドドアロック修理
ドアロックが閉まらないので分解してみるとロック部品が曲がっていたり折れていたりしていたので、解体車の部品を流用して修理しました。
分解してロックを取り外したところの写真です。あちこち壊れてしまっています。
この後壊れている部分を解体車から持ってきた使えそうな部品を使って現物合わせで修理していきます。使える部品は流用することで部品代をできるだけ安くすることができます。
ドアロックの後は板金修理です。歪んでいるところを直して行きます。特にバックドアは袋状になっていて裏側の鉄板を直接たたく事はできません。そこで、バックドアの表面板金を一度切って開きます。開いて直接裏側の板金をたたいて修理していきます。裏側の板金が仕上がったら、表面の開いた板金をとじて表面をきれいにして仕上げていきます。
塗装と仕上げ
板金修理が終わった後は塗装です。塗装は2色塗装なのでまずは白を塗っていきます。
白を完全に乾燥させた後、青の塗装を行っていきます。
ボディカラーを塗り終わったらクリアーを吹き付け仕上げの塗装を行います。
そして最後にコンパウンドでボディを磨きピカピカにします。
そのあとステッカーを張り直し仕上げて完成です。
今回の修理は15万円で作業させて頂きました。
今回の修理は板金修理で行いましたが、この作業を部品交換なしでやってる板金屋はいないと思います。
部品交換するとどうしても費用が高くなりお客様の負担が増えてしまいます。しかし、オオクボ自動車ではこういうところを技術でカバーして費用が下がるように日々研究しています。