2020/01/17
ボルボ V40のフロント右側のドアを修理しました。
状況確認
まずは状況確認です。
写真だとわかりにくいのですが、切り傷みたいなキズが大きく入ってます。今回はこの傷を修理します。
板金修理
今回傷が深いのでスライドハンマーで引っ張り出します。
1点で引っ張り出すと他の周りがゆがんでしまいます。そのため面で引っ張るように治具をつけて面で引っ張ります。
引っ張り出した後はヤスリがけとパテ付けです。ヤスリがけでまずはキズを取り平らにします。その後パテ付けを行いボディラインを修復していきます。
ヤスリがけとパテ付けを繰り返し綺麗にボディラインを元通りにします。
サーフェーサー・塗装
塗装工程に入ります。まずはサーフェーサーを塗り塗装の準備です。
今回はサーフェーサーを塗った後に少し修正が必要とわかったので、一度やすりがけとパテ付けを行いボディを整えました。
サイドサーフェーサーを塗って塗装の下ごしらえです。
塗装前のマスキングです。マスキングは塗装がつかないように必要なところ以外すべてにきっちりマスキングします。
今回はフェンダーパネル、ドアパネルまで塗ることで元もとの塗装とのバランスをとります。
オオクボ自動車にきっちりマスキングしている様子です。細かいところまできっちり綺麗にマスキング処理を行います。
いよいよ本塗装です。ボディカラーで塗装します。キズもまったくわからなくなりました。
仕上げ・完成
塗装後は乾燥した後にコンパウンドで磨きます。綺麗に景色が映り込むまでピカピカに磨いて仕上げます。
これで無事に完成です。
ボルボなど欧州の車は個性が強く塗装にもその個性が出ています。今回はボディカラーの白の調合が普段より難しくやりがいが有りました。