2020/01/10
リヤバンパーからトランクまで大きいへこみの修理を行いました。
状況確認
最初に状況の確認していきます。
ポールか何かにぶつけたのでしょうか?真ん中にたてに1本ヘコミがあります。
ここから見ると良くわかります。この写真だけだとヘコミの量が少なく見れますが、
この写真を見ると衝撃の強さがわかります。
トランクパネルもつぶれています。へこんでいるのが見て取れます。
フロア側もトランクロック部分がへこんでしまっています。
バンパーをはずしてみると・・・
予想通りパネルまでへこんでいました。
ここを見ても衝撃が強かったことがわかります。
板金修理
まずはへこんでしまったパネルを引き出します。
油圧ジャッキで少しずつ様子を見ながら引っ張り出します。下側と
上側を様子を見ながらちょっとずつ引っ張ります。引っ張り出して形を整えたらパネル修理は完了です。
次にバンパー修理です。
つぶれている箇所はヒートガンで暖めてやわらかくしてから裏から押し出してもとの形に戻します。
割れてしまった箇所は電熱ホチキスを打ち込んで接合していきます。
小さいパーツもしっかり修理していきます。
塗装
いよいよ塗装です。まずは引っ張り出したパネルにパネルブラックを塗装して錆びないように処置します。最終的に見えなくなると錆にも気がつかないのでこの時点でしっかりと処置します。
トランクとバンパーのパテ付けを行います。へこんだ部分のキズをヤスリがけしてキズを取り除きパテ付けを行いボディラインを修復していきます。
サーフェーサーを塗装して本塗装の準備を行います。この時点で小さな穴など見つかればパテ付けしてヤスリがけ処理を行います。
ここから本塗装です。マスキングはバンパーとトランクパネルのプレスラインの境目まで行います。今までの塗装と新たに塗装した部分が重なると同じ色でも色褪せが有ったりして色に微妙な差が出てきます。理想は全塗装ですが、費用が膨れ上がるため色の微妙な差を目立たなくなるようにプレスラインやパネルとパネルのつなぎ目を使います。
ボディカラーで塗装します。その後にクリアーで塗装すれば塗装工程は完了です。
このように塗装のずれはまったく感じない綺麗な仕上がりになります。
完成
仕上げにコンパウンドで磨いて周りの景色が車体に綺麗に写りこむようになったら完成です。