2016/01/17
追突事故でバックドアを大きく損傷したアルトが入庫しました。
破損の状況
見た瞬間に事故の大きさがわかる状態になっていました。
後ろから追突された状態みたいです。そのままの勢いで前の車にも追突しています。リヤフェンダーパネルが大きく歪んだあたりからも衝撃の大きさがわかります。
とにかくバックドアを開けないと始まりません。そのままだと歪んで開かないので、バックドアに穴をあけてここからドアを開きました。
タイヤハウス周辺も大きく湾曲しています。一部プラパーツも破損しています。
続いて下周りの確認です。リヤタイヤハウス無いですが、メインフレームが歪んでしまっています。
写真の左がフロント側で右がリヤ側です。ベコベコになっているのがわかりますね。
燃料タンクホース押されて潰れています。フレームにも大きなしわが入っています。
修理開始
それでは修理を開始してきます。まずはフレーム修正から行います。クリップでつかんで少しずつ引っ張っていきます。
クリップでつかめないところはフック治具を作って引っ張ります。
フレームのボルトにフック治具を引っ掛けて引っ張っています。
フレーム修正中のリヤトランク周辺です。しわが少しずつ取れきました。
歪んでしまったバックパネルは一度切りとり叩き出し修正をしてまた組みつけました。
フロント側修正
リヤ側の見通しがついたのでフロント側の修理を始めます。
フロント側はエアコンコンデンサーが歪んでしまっていたので修正し、フロントメンバー等フレームの歪みを引っ張り出して修正していきます。
フロントはリヤに比べれば軽傷ですが、あちこち潰れてしまっています。
次にヘッドライトの修理です。取り付け用のアームがあちこち割れてしまっているので、ホッチキス補強を行いパテで完全に固めて仕上げます。