2016/01/10
右ドア、右スライドドアを事故でぶつけてしまったNISSAN HIGH WAY STARが入庫しました。
綺麗に仕上げるために
今回、ドアミラー、アウターハンドル、水切りモール、ドアガーニッシュ、内張りを全部はずして鉄板だけにして塗装しました。
これらを外さなくても、マスキング作業した後で塗装する事も出来ます。
しかし、今回は事故でせっかくの車が壊れてしまい入庫したもので綺麗に仕上げる事でオーナー様のショックが少しでも和らぐように仕上がり重視で作業を行いました。
ガーニッシュの取り外し
このガーニッシュを外すしたのですが、両面テープで取り付けてあったので両面テープの糊を含め綺麗にするまでが大変でした。
塗装を行い完成
まずはパテでくぼみを修正します。サーフェーサーを塗装し足付けと再パテ盛りを行います。この作業の繰り返しでボディラインをきれいに再生することができます。
この後ボディカラーに完全に調色し、塗装をしていきます。蛍光灯の反射をみると均一に塗装が仕上がっているのがわかります。
この後、クリアーを塗装し、表面をコンパウンドで磨いて完成です。
全部部品を外すと綺麗になるのか?
今回綺麗に仕上げるためにあえて工数の多い部品外しを行いました。これには理由があります。
マスキングテープでマスキングすると部品が障害物になりボディ鉄板と部品の淵にヤスリが入らないことがあります。結局、足付けが完全にできない原因になります。
また、塗装がはがれてしまう時どこからはがれるでしょうか?ボディの真ん中からはがれる事はありません。足付けしていないところからはがれていきます。
マスキング処理ではどうしても物理的形状で足付けができない個所が発生してしまうことがあります。コストの問題もあり普段はここまで全部の部品をはがして完全な足付け作業はなかなかできません。
しかし綺麗に仕上げるために今回はこの方法を選びました。