2016/01/02
少年サッカー時代の教え子の車が入庫しました。バックでポールにぶつかってしまったみたいです。
外見確認
ポールの位置がわかるくらい潰れてしまっています。バンパーはウレタンなので目立ちませんが…
ここを見ればわかると思いますが、バックパネルもウェザーストリップもヘコんでいるのがわかります。
フレーム修正
バックパネルの引っ張りだしから作業開始です。潰れてしまったところをドンドン引っ張って修正してゆきます。
バックドアの引っ張りだしを行います。リングをドアに溶接し、引っ張っていきます。
パテ修正・塗装して完成
パテ修正を行います。まずはグラスファイバーパテでボディラインを再生していきます。ファイバーパテの方が鉄に対して食いつきが良いのです。
バックドアのようにドアを閉めるときに「バン」って衝撃が発生する箇所なので費用と手間が増えるファイバーパテを使用してベースを作っています。
ファイバーパテの後、ノーマルパテを塗ってボディラインを完璧に再生します。
バックパネルは完全には修正させませんでした。費用を下げるための処理です。
普通はバックドア・バックパネル交換修理になります。ディーラーさんの見積もりは40万だったそうです。
それより安く治るなら…という事で板金修理で修理しました。このつぶれ、ヘコミを板金修理するのはオオクボ自動車だけだと思います。他社さんだったら無理って言うと思います。時間も予算も無限にあれば誰でもOKとするでしょうけど、予算○○円で板金修理できますか?と言えば「できません」となります。
限られた時間内で仕上げる事のできる職人がそろっているのはオオクボ自動車の技術力と速さ、正確性があってこそだと自負してます。